平成24年度日本体操学会公募研究プロジェクト
小・中学校における体つくり運動の実践と評価に基づく改善 ペアで動くふれあいラジオ体操第Ⅰ 現在の「ラジオ体操第1」が考案されたのは、1951年。実に半世紀以上もの間、日本国中で親しまれてきたプログラムです。この体操は、元来、保健運動 のひとつですから、全身をバランスよく、しかも各部位を効果的に動かす点で大変優れています。反面、運動内容が単調なために、自ら進んで取り組むことは残 念ながら期待できません。 そこで、ラジオ体操の基本動作を生かしながら、仲間とふれあうペア体操にアレンジすることで、運動課題をより具体化して誰もが達成感を味わえるように工 夫してみました。つまり、体ほぐしの運動として「仲間との交流」をねらいとしながら、同時に、充分な運動量も確保することで、この体操の持つ本来の保健的 な効果も期待しようという、少し欲張りな試みです。本体操の特徴は、以下の通り。 1. ラジオ体操の動きを基本としているので、誰もが簡単に覚えられる(簡易性) 2. 仲間と協力して動くことで、課題が具体化され、しっかりと動くことができる(効果性) 3. 仲間と息を合わせて動く楽しさを一連の運動として体験することができる(興味性) 個別の運動内容については http://tsukubape1.taiiku.tsukuba.ac.jp/radio1/taisou/main.html 基本編(各グループで後半・自由課題)