体操コーチング論研究室

特色

現在、様々な実技種目を専門とする学生(3年生5名・4年生6名)が所属し、種目の垣根を越えて、互いに刺激を受けながら、新しいトレーニングメニューや独創的な体操プログラムの開発および指導に努めている。体操は、競技スポーツとは異なり、枠組みやルールがない。つまり、ねらいが明確であれば、それを実現するための方法は自由である。この特色を生かすために、学生一人一人の興味や将来の進路を十分に配慮して、主体的・創造的に勉学や研究に取り組める雰囲気を大切にしている。例えば、最近の卒論は、「歌と運動を同時に行う体操に関する基礎研究」「体つくり運動の力強い動きを高める運動におけるGボールを活用した運動プログラム試案」「逆さぶら下がりが心身に与える影響」など、ユニークな着想で、実践的な研究が多い。DC1名(現職の大学教員)、MC3名が在籍して意欲的に研究に取り組んでいる。卒業後の進路は、中高の保健体育教員、公務員、企業と多様であり、大学院進学後に大学教員になる者もいる。

また、研究室として、震災復興プロジェクトなどを積極的に進めており、様々な機会で社会貢献に努めている。

教育内容

  1. 魅力的な教師になるための指導力の養成と教育プログラムの作成、中でも運動嫌いや運動が苦手な児童生徒を対象とした体つくり運動(領域)の検討。近隣の学校などでの指導実践の場を経験することで学びを深める。
  2. 地域における各種体操「転倒予防教室」やイベント「つくば体操フェスティバル」「全日本チャレンGボール大会」の企画および運営を通じて,生涯スポーツの普及や指導に関わる実践的なマネージメント能力を習得する。
  3. つくば市に避難する福島県民との地域交流を促す「つく(ば+ふく)しま体操教室」、被災地における子どもたちへの体操指導など、復興支援活動を継続しながら、身体運動の持つ魅力と社会的な意義を学習する。

代表  本谷 聡 講師 堀口 文特任助教